透析中の寒さ対策
寒い時期の透析室での防寒対策
透析中に寒いと感じる原因と、その対処方法
冬の透析室は、暖房が入っていても
「寒い」「冷える」と感じることが多いのではないでしょうか。
透析中の寒さは、決して気のせいではなく、
いくつかの理由があります。
ここでは、透析中に寒く感じる原因と、
ご自身でできる防寒対策についてお話しします。
透析中に寒いと感じる原因
① 透析室全体のエアコンの温度設定が低い
透析室では、患者さんとスタッフが同じ空間で長時間過ごします。
そのため、室温は全体で管理されており、
個人に合わせて細かく調整することが難しい場合があります。
② 透析液の温度設定
透析では、体外に出た血液が透析液と接触し、
その後体内に戻ります。
この透析液の温度が、体感温度に影響することがあります。
③ 防寒対策が不足している
透析中は長時間ベッドに横になっているため、
体を動かす機会が少なく、体が冷えやすい状態になります。
防寒対策が十分でないと、寒さを強く感じやすくなります。
寒さへの対処方法
① エアコンの温度設定が低い理由
透析室のエアコンの温度設定には、主に2つの理由があります。
1.スタッフと患者さんの体感温度の違い
患者さんはベッドに横になり、
床に近い低い位置で過ごしています。
冷たい空気は下にたまりやすいため、
スタッフにとっては適切な温度でも、
患者さんが寒く感じてしまうことが多くなります。
2.室温が高すぎると血圧が下がりやすくなる
過度に室温が高くなると、
血圧が下がりやすくなることがあります。
冬に寒いと血圧が上がりやすいのと同じように、
暑くなりすぎると血圧は下がりやすくなります。
そのため、透析室では室温を上げすぎないよう管理しています。
② 透析液の温度が低い場合
透析液の温度は、
体に戻る血液の温度を左右します。
多くの施設では、
35.0〜37.5℃程度に設定されています。
- 透析開始時:36.0〜36.5℃に設定されていることが多い
- 血圧が低い場合:35℃前後に下げる
- 血圧が高い場合:37℃前後に上げる
血圧に問題がなければ、
寒いときはスタッフに声をかけて、
透析液の温度を調整してもらうことも可能です。
ただし、透析液の温度は患者さん自身で決められない施設もあります。
その点はご理解ください。
ちなみに、透析室では透析液の温度を
略して**「液温」**と呼ぶことが多く、
「液温上げますね」「下げますね」と言われた場合は、
透析液の温度を調整しているという意味になります。
③ 防寒対策を工夫する
おすすめの防寒対策
私がこれまで働いてきた中で、
患者さんから「良かった」と声の多かった対策です。
1.電気あんか
※ コンセント使用が可能な施設に限ります
https://amzn.to/3YjAyJz
↑こちらの商品はA4用紙とほぼ同じ大きさで、ベッドの上や足元に置きやすいサイズなのでよく使用している方をみます。
2.冬用パジャマへの変更
※ パジャマを変更すると体重が変わることがあるため、
スタッフへお伝えください
※ 袖口がきつすぎると穿刺時に腕まくりができないため、
袖が締まりすぎていないものがおすすめです
3.靴下の着用
4.ダウンベストの着用
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5.電気カイロの使用
ホッカイロは使用後の処理が大変な場合があります。
温度調整ができる電気カイロがおすすめです。
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6.ベッドに敷くバスタオルや敷きパッドを温かい素材に変える
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参考までにリンクを貼っておきます。似ている商品の購入をおすすめします。
最後に
冬の透析室の寒さは、
「我慢が足りない」のではなく、
環境や治療の特性によるものです。
無理に我慢せず、
できる対策を取りながら、
少しでも快適に透析時間を過ごしていただけたらと思います。
これはCTAサンプルです。
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