【シャント別】止血方法と止血ベルトの解説
シャント別止血方法と止血ベルトの種類
透析後の止血方法は、シャントの種類によって異なります。
また、通院されている透析室ごとに、
止血方法や止血ベルトの使用ルールが異なる場合があります。
この記事では、あくまで参考として
シャント別の止血方法と、使用される止血ベルトについてご紹介します。
※ シャントの種類については、今後詳しく解説予定のため、
ここでは簡単な説明にとどめます。
実際の対応は、必ず通院中の透析室の指示に従ってください。
① 自己血管内シャント
シャントの概要
自己血管内シャントは、
自分の動脈と静脈を直接つなぎ合わせて作るシャントです。
透析で最も一般的に使用されています。
止血方法
- 止血ベルトを使用
- 止血時間の目安:約10分程度
多くの施設では、
穿刺部位に止血ベルトを装着して止血を行います。
↑こちらは一番透析室でみかける止血ベルトです。特にこだわりのない方はこちらでいいのではないかと思います。
↑こちらの止血ベルトは丸い俵が付いていることでピンポイントで止血部位を圧迫できるのでおすすめです。また、ベルトの伸縮性も適度なのでスタッフ側からも巻きやすいと定評があります。
↑こちらの止血ベルトは少しお高めですが、止血部位をピンポイントで押さえられます。少し費用がかかってもシャントの負担を減らしたい方にお勧めです。
止血ベルトは毎回透析で使用するので、ゴム部分が伸びたりマジックテープの部分が剥がれてきたりします。ボロボロのベルトは止血が上手くいかない原因にもなりますので、ボロボロになってしまったら交換をお勧めします。
② 人工血管内シャント
シャントの概要
自己血管がシャントに適さない場合に、
静脈の代わりに人工血管を移植して作るシャントです。
止血方法
- 用手止血(手で押さえる)
- 止血時間の目安:約10分程度
人工血管は過剰な圧力がかかると、血管壁が損傷して血栓形成や狭窄、閉塞のリスクがなかくなるため、
スタッフや患者様ご本人が手で圧迫して止血を行う施設が多いです。
※ 施設によっては、
専用の止血ベルトを使用する場合もあります。
私が以前働いていた施設では、PVC製の止血バルーンのついたベルトを使用していました。止血部位の上にに四角いビニールの風船を置くイメージです。
空気の入れ具合によって止血の強さをピンポイントで調整できるものなので、人工血管への過度な圧迫を防いでいました。
③ 動脈表在化
シャントの概要
腕の深いところにある動脈を、
穿刺しやすいように皮膚のすぐ下へ移動する手術です。
- 内シャントの作製が困難な方
- 心不全があり、内シャントが適さない方
に作製されることがあります。
この場合の透析は、
- 脱血:動脈
- 返血:静脈
で行います。
止血方法
- スタッフによる用手止血(手で押さえる)
動脈を直接穿刺しているため、
止血ベルトは使用せず、
確実な圧迫止血が行われます。
静脈側は止血ベルトで押さえるか、そのままスタッフが手で押さえて止血します。
↑使用しても静脈側のみなので購入は1本で大丈夫です。
④ 長期留置カテーテル
カテーテルの概要
透析に必要な内シャントの作製が困難な方や、
重度の心不全がある方に使用されます。
止血について
- 穿刺がないため、止血はありません
透析終了後は、
カテーテル部位の消毒や保護を行います。
※ 帰宅後の出血について(とても大切)
透析後、自宅や帰り道で出血してしまうことがあります。
出血した場合の対応
- 腕を心臓より高い位置に上げる
- 出血している場所をしっかり圧迫する
それでも、
- なかなか血が止まらない
- 不安を感じる
場合は、すぐに通われている透析室へ連絡し、指示を仰ぎましょう。
まとめ
止血方法は、
シャントの種類によって大きく異なります。
- 自己血管内シャント:止血ベルト
- 人工血管内シャント:用手止血が基本
- 動脈表在化:スタッフによる用手止血
- 長期留置カテーテル:止血なし
安全に透析を続けるためにも、
自分のシャントの種類と止血方法を知っておくことが大切です。
これはCTAサンプルです。
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